デジタルの疑問難問解決隊 第8回

 思えば1995年、Windows95の登場と一緒に慣れ親しんできましたInternet Explorer(以下IE)がついに2022年6月15日をもって、その役目を終えようとしています。そこで今回はある日、突然ネットが立ち上がらない!と大騒ぎをしないためのお話しです。

 今から10年ぐらい前までは、誰しもが使っていたIE。しかし2008年Google社が開発したGoogle Chromeの登場により、その牙城は徐々に崩れていきました。最初はフリーブラウザという目で見られていたChromeでしたが、その後Linux、macOS、iOS、Androidへと次々に移植され、あっという間にクロスプラットフォームのWEBブラウザにまで成長しました。当初、IEは企業、官公庁などは勿論、ネットバンキングや税務申告のe-Taxでの必須条件であり、みんなが利用していたものでした。

  ところがその終了が目前にも迫っているにもかかわらず、新聞やテレビもあまり取り上げることなく、例によって前日の6月14日に『明日からは...』なんてニュースを朝のワイドショーで取り上げられても困るものです。

 本題に入る前にちょっとした整理を。GoogleやYahoo!のことをWEBブラウザと思っている人がいますが、これは検索エンジンです。「ブラウザ」とは、インターネットに公開されているWEBページを閲覧するためのソフトウェアです。

 ではいったい何を使えばいいかというと、多分みなさまのパソコンには、すでにMicrosoft Edge(エッジ)というものがドカンと鎮座していると思います。それをお使いになって何も不自由のない方は、どうぞそのままお使いください。しかし、わざわざIEに変更して使っている方や、古いパソコンの方はどうしても変更をしなくてはなりません。

 そこでお勧めなのが、スマホやタブレットと同期が簡単にできるGoogle Chromeというのがあります。このChromeは全世界のシェアがPCで、70%、全プラットフォームで66%に達しています。そしてなにより表示が高速であるという点が第一に上げられます。しかしその反面、これだけのシェア率を誇ると、悪い連中に狙い撃ちにされていることも確かです。そこで次にお勧めなのが、Mozilla Firefox(モジラ・ファイヤーフォックス)というのがあります。こちらは2004年にリリースされている古株のブラウザです。セキュリティー機能に長けたブラウザとして有名なのですが、最近になってサポート対象外とする企業も増えてきているのが気になる点です。

 どうしてもという方のために、わずかな延命方法があります。それは「IEモード」というMicrosoft Edge内でIE専用ページを表示可能にする機能を使う方法です。しかしそれには条件があって、下表のとおりしっかりとバージョンアップをしておかないと、使えるというものではありません。

※上記のバージョンアップへの詳細は4月号のコラムを参照して下さい。

 最新OSであるWindows11ではそもそも、IEをインストールすることができません。

そのようなわけで結論からいうと、色々と面倒なことは嫌という方はMicrosoft Edgeを使う方が無難です。しかしスマホやタブレットとの連携やGoogleのアプリへの素早いアクセスが重要という方はGoogle Chromeではないでしょうか?

  ちなみにEdge はMicrosoft社オリジナルの「EdgeHTML」というエンジンを使っていました。しかし、現在EdgeではGoogle Chromeと同じ「Chromium」というエンジンを採用したことにより、速度は互角となっています。                

 (広報委員会)