会員寄稿 「私の就業体験」 第7回

◆お客さまの“ありがとう”が明日への糧!溝口常之さん (令和3年入会)

植木剪定中の溝口さん

 私は現在平山交流センターの夜間受付業務、地域班長と配布リーダーおよび事業委員会に所属しながら、植木班で活動しています。ここではメインとして活動する植木班での就業について述べます。
 人生のひとつの目標として“植木剪定”技術の習得を考えていた私は、入会後迷うことなく「植木班」に入りました。戸惑いながらのスタートでしたが、先輩からの叱咤激励を受け、間もなく2年目を終えようとしています。木は、同じ樹木であっても一本一本全てが違う、植生環境や持ち主の手入れ具合の影響を受けながら様々な樹形を見せることを学びました。“かっこいい木”にするには、陽当たりや風通しを良くしこまめに手入れをすることが大事です。
 切り屑や使用機材の片付けが終わると、お客さまによる目視確認です。確認後お客さまの「い~すっきりしたー、良いね~、ほんとにすっきりした、ありがとうございました」この言葉をいただけると喜びもひとしお、達成感に浸りながらまた明日も頑張ろうという気持ちになります。お客さまとの庭木談義も楽しいもの、人の多様性を実感しながらの日々です。この作業を通し、人と人とがつながり合い、地域のつながりを増やすきっかけになればと思っています。この実践が市民活動の目標である“住みやすいまちづくり”の一助になると信じ、植木剪定を楽しみながら実践しています。