「ほっとプレイス うちたす」 利用しませんか

「うちたす」 の外観

 公共の新しい就業場所 「ほっとプレイス うちたす」。多摩平第一公園テニスコートに隣接する、新しい形態の地区センター「うちたす」は、2023年4月にオープンしました。当SCは受付・管理の仕事を請け負い、年末年始を除く毎日10時から20時に8人の会員が交代で就業しています。
 「うちたす」とは家にはないもの、できないことをプラスしてできる場所、訪れた人がほっとできる場所にしたいという意味でこの愛称になりました。いつでも、誰でも、予約の要らない新しい形態の地区センターとして、日野市では初の施設です。

就業会員連絡会の様子

初めての試みのため、当初は詳細な指示書が整備されていないこともあり、8人の就業会員にとっては手探りの滑り出しでした。例えば、10時のオープン前に利用者が来館、朝の掃除が十分にできなかったことや、雨の日は床が非常に汚れ掃除が追いつかないこともありました。また来館する子供たちに対する公共施設の基本的な利用マナーの指導・助言にも高圧的にならないよう細かい心遣いもしています。このような就業会員の努力について当SC担当職員井上さんは、就業連絡会の場で「大いに感謝しています。8人のチームワークも大変良く、今の利用者への応対を維持していって欲しいです」とコメントしていました。

 後日、「うちたす」の運営担当部署の日野市地域協働課に企画意図や発注者としての運営、当SCへの仕事満足度などについてお聞きしました。

就業中の会員

■ このような形の地区センターの設置意図は何ですか?

 現在、地域協働課では数多くの市内のコミュニティ施設を管理しておりますが、予約制なこともあり、団体でのご利用が中心となっております。お一人でもふらっと気楽に立ち寄れる、利用できる場を設けることで、平日はテレワークや自習、公園利用の休憩、乳幼児や子ども達の遊びの場といった、個の利用を中心としながら、週末等のイベントや外のお庭(コミュニティガーデン)を通して、訪れた人が自然と顏馴染みになれる、新しい居場所ができたらと思い、地域の皆さんと一緒に作ってまいりました。
 それぞれが思い思いに過ごしながらも、同じ時間・空間を共有することで、ゆるやかに人と人がつながる、ほっとできるそんな居場所を目指しています。

■ 累積の利用者は何人ですか?

 6月30日時点で、4,536人の方に訪れていただいています。

■ 当SCには受付管理の仕事を発注していただいていますが、今のところの満足度はいかがですか?

 今までにない新しい形の施設ということで、難しい部分も多いと思いますが、「うちたす」のこと、利用者についての丁寧な目配り・心配りにより、心地よく過ごせる空間づくりをお手伝いいただいていると感じております。日々の業務の中での気づきや利用者の様子など、現場にいる方ならではの声を頂戴できることも、有難いです。また、施設を訪れた際には、いつも笑顔で温かく出迎えてくださって、元気をもらっています。

(広報委員会)