令和4年度を振り返る

■ 事業実績
 日野市SCの令和4年度事業実績は、契約金額がこれまで最高だった令和元年度とほぼ同額になったほか、会員数も女性会員の500人超えが初めて定着するなどコロナ禍のダメージを振り払い、完全復調を強くアピールするものとなりました。
 一般企業の売り上げに相当する契約金額は6億8,070万円で、コロナ禍前の令和元年度6億8,670万円より600万円減ですが、コロナ禍で大きく落ち込んだ令和2年度より7,408万円の増、また同3年度と比べても4,769万円の増となりました。
 契約金額の内訳は、請負4部門のうち公共事業(公共施設の受付、管理など)が2億1,243万円で元年度比638万円増と回復傾向が顕著です。一方、民間事業は特に企業の回復遅れが目立ち、元年度比では5,205万円の大幅減でした。3年度比でも280万円の微増にとどまり、企業の業績悪化による契約の解消や規模縮小がネックとなっています。一般家庭(家庭向け総合サービスなど)の1億2,717万円、独自(いきいきカルチャー教室など)の1,852万円はいずれも前年度を上回り、元年度の水準に近い実績です。
 一方、コロナ禍の中でも例外的に好調を維持してきた派遣事業は前年度(令和3年度)の9,394万円より1,492万円増の1億886万円とついに一億円の大台を超えました。当SCが派遣事業に参入した平成28年度の実績は448万円だったことを踏まえると、その急成長ぶりに驚かされるとともに当SCの新たな柱としてさらなる伸びを期待したいものです。 また会員数は令和5年3月末現在で1,587人(男1,074人、女513人)ですが、令和4年度の入会者数282人は過去5年間で最も多い数となっています。女性会員の500人超えは令和4年5月から始まり、年度末の3月でも513人と500人超えを維持しました。当SC会員の3分の1が女性となり、どのような風が巻き起こるか。新たな期待そして楽しみでもあります。

■ 会員数

■ 会員事故
 会員事故は「傷害事故」が14件(内訳はシルバー保険適用9件、保険適用外5件)でした。内容は就業中、就業途上とも転落、転倒が11件で全体の79%を占めました。また「賠償事故」は5件(内訳は車両保険適用2件、シルバー保険適用2件、保険適用外1件)でした。
 車両保険適用事故2件は、いずれも接触による事故でした。2人で作業する場合、1人が誘導を受け持ち、後方確認や周囲の状況に気をつけていれば防げた事故でした。
 令和5年度の安全に関する目標は①健康管理 ②転倒防止 ③自転車安全運転です。体力・身体能力を過信せず慎重に行動し、周囲に気を配りながら就業しましょう。
 令和5年4月1日から道路交通法の改正により自転車利用時のヘルメット着用が努力義務となりました。頭を保護するために是非ヘルメットを着用しましょう。怪我により就業が出来なくなる事もあります。「転ばぬ先の杖」としましょう。

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