「プロジェクトX」な人たち 『素晴らしい無名の星』
第1回「ビルの掃除は、心の掃除」
シリーズ第1回目は、日野駅東口の改札を出て、すぐ商店街の中間あたりに、セブン・イレブンがあるのをご存じだろうか?そのビルの共用部分掃除を一日おきの就業で12年間休まず続けている八百板専四郎さん。83歳。「ビルの掃除は、心の掃除」の話です。
八百板さんは、71歳の時から12年、就業回数2000回以上、朝早くから営業前のビル共用スペース、共用トイレの掃除に就業しています。今まで、自分の都合で休んだのは1回だけ、それはお兄さんのお葬式の時だけでした。現在は、ビル、住居の共用部分の掃除5案件で就業中。まさに現役バリバリの方です。
Q:就業で一番つらいことはなんですか?
A:盛夏の時期、ビルが閉め切っているため、非常に暑く、空気も重い。冬の寒さよりつらい。ほかにもトイレ掃除では口に出来ないつらさもありました。
Q:「安全」と「健康」で留意している点は?
A:階段が多いので、履物は滑らないものを着用。健康面では、規則正しい生活と、昼寝をして休養を取ることに注意している。
Q:事務局に何か要望がありますか?
A:特になし、感謝、感謝感激です。長生きできているのは、シルバーの仕事のお陰だと思います。ちょっとほめすぎかな・・・(笑い)でも本心です。
= 取材を終えて =
八百板さんのお元気な姿と前向きな考え方をお聞きして、Q&Aをそのまま掲載することで、シルバーでなぜ長く仕事を続けられているのか?人生の仕上げ部分をなぜ「自分らしさ」が保てて生きていけるのか?を探すヒントにできたらいいなと思います。
(広報委員会)