「プロジェクトX」な人たち『素晴らしい無名の星』
第4回「仕事の大事さは歳に関係ないですよ」

 私たちの周りには○○屋と呼ばれる仕事師がたくさんいます。新聞屋、技術屋、事務屋、株屋などなど。有名なところでは、日野市に縁の深い浅田次郎氏描くところのポッポ屋(鉄道員)があります。まさにプロジェクトXという感じです。
 さて、シリーズ第4回目は、就業者の3人全員が85歳以上、でも「かくしゃく」としてシルバーの仕事にエネルギーを傾けている学校見守り屋集団、日野第一中学校校舎管理のみなさん「仕事の大事さは歳に関係ないですよ」の話です。

日野第一中学校校舎管理に就業している左、松下さん、右、佐藤さん

Q 入会後の仕事の経歴と今の仕事を説明してください。
A 2008年入会後、日野一小の校舎管理の仕事から始めて、屋内清掃の仕事を挟んで日野一中の校舎管理に就き、現在まで就業は13年間になります。校舎管理の仕事は、1人就業で、早朝(6:45~8:15)、夜間(17:30~19:30)に加えて、時に体育館、校庭施設の貸し出しと冬場は枯葉の清掃も時間内でやっています。
Q 就業での「安全」とご自分の「健康」で留意している点は?
A 学校は案外階段の昇り降りが多いので、履物は滑らないものを着用。健康面では、早朝からの仕事でもあり、規則正しい生活と、早寝早起き、6~7時間の睡眠をとるようにしています。
Q 就業していて「とっておきのいい話」を聞かせてください。
A 夜間勤務時の校内巡回では、部活動の終わった野球部や運動部の生徒さんが、「さよなら」と声かけをして帰ります。直立不動の姿勢で挨拶されると、大会では「がんばれ!」と応援したくなります。校長室にたくさん飾ってあるトロフィーは先生方の指導の賜物だと感じます。そして、私たちもなんとなく誇らしく思います。
Q センターへの要望事項は何かありますか?
A 1人就業なので、会員の仲間と接する機会が少ないです。ですから、班会議は入会以来皆勤で出席するようにしています。また所属する日野本町班では、月1回1時間くらい甲州街道のゴミ拾いをしています。これにも毎回参加して、仲間と楽しくおしゃべりをしています。

お二人とも校舎管理の仕事に大いにプライドを持って就業しているようです。お元気でいつまでも、お仕事を続けてください。

 

(広報委員会)