「プロジェクトX」な人たち『素晴らしい無名の星』
第3回「外作業はつらい時もあります」
シリーズ第3回目は、市民と向き合う最前線「外作業はつらい時もあります」の話です。京王線高幡不動駅は一日の乗降客が約6万人。日野市内の駅ではJR豊田駅の約7万人に次いで利用客の多い駅だ。通勤・通学客でひっきりなしの朝7時から11時まで、1日3人就業で6人のローテーション。暑い時、寒い時、雨の時。いつも元気で市民の皆さんと向き合いながら頑張る男たち。駅前放置自転車指導誘導整理業務に就業してい
る皆さんに話を伺いました。
Q就業中に「安全」と「健康」で留意している点は?
A外就業なので、盛夏の時期など熱中症にならないよう暑さ対策に気をつけています。また、就業中は絶対に座ったり、ガード柵に腰掛けたりできない職場なので、体力が勝負です。歩いて40分ほどの勤務場所への距離を毎回歩きます。自分の体力作りのためです。
Q指導誘導の仕事に入る前に必ずしている事があるとお聞きしましたが?
Aはい、毎回7時から30分くらい、駅南口と北口のゴミ拾いをしています。通勤者から「ありがとう、ご苦労様」と声をかけられることも。また近くの潤徳小学校へ通学の子供たちには「あいさつ運動」で声がけもしています。
Q就業中の印象深い話を聞かせてください。
A職場リーダーの岡田さんが新就業会員にまず最初に伝えることは、「一歩下がれ!」の言葉です。自転車の駐輪に関しては、市民とのあつれきが生まれやすい職場です。就業中は上から目線ではなく、市民と同じ目線で指導・誘導しています。人と人との付き合いがすごく大事で、親切に接すると必ず感謝の言葉がかえって来ますよ。
とても良い、心に残る一言をお聴きしました。この言葉はSCの職場全てに通じる教訓でもあるかと思います。
(広報委員会)