安全就業ニュース7月号の配信

東京しごと財団より「安全就業ニュース7月号」が届きました。

今回、特集されている事故は「ハチ刺されによるアナフィラキシーショック」です。

寺院での草刈り作業中、ハチに刺されたため病院へ行くと言って送り出したが、駐車場で倒れているところを近所の人が発見。
その場で心臓マッサージ後に救急搬送されましたが、アナフィラキシーショックによる急性心不全で亡くなりました。
15年ほど前にもハチに刺され、病院に行ったことがあったとのことです。

ハチ毒アレルギーがあるとされた人の10%くらいが皮膚症状・嘔吐・呼吸困難などのアナフィラキシーを引き起こすと言われています。
そのうち数%は意識障害や急激な血圧低下によるアナフィラキシーショックを起こすとされ、命の危険が及ぶ確率が高くなります。

過去にハチに刺されたことのある方は抗体検査を行い、抗体がある場合は、就業を控える・吸引機を携行するなどの対応を行うと共に、ハチが多く発生する場所での就業では皮膚の露出をできるだけ控えるか、事前にハチがいないかを下見する等の確認をしてから作業に当たるようにご注意ください。