生活ほっとインフォメーション
今回スタートする新コラムでは、身近な制度や法令そしてアプリ、デバイスの変更など気づかないうちに変わってしまった、またこれから変わる予定の情報をお伝えしていきます。
第1回 「自転車にも反則切符導入!?」
2024年5月17日「自転車にも反則金制度を導入する」という道路交通法の改正案が、参院本会議で可決成立いたしました。これにより2年間の周知徹底期間を経て、2026年にも運用が始まることとなりました。
ちなみに対象年齢は16歳以上ですので、我々は勿論対象者となってしまいます。ここで通称「青切符」(交通反則通告制度)の対象となるものを見てみましょう。
対象となる違反行為は100余りにもなり、反則金は5,000円から1万2,000円程度が想定されています。
具体的には
▼信号無視
▼一時不停止
▼右側通行(逆走行)などの通行区分違反
▼自転車の通行が禁止されている場所を通ること
▼遮断機が下りている踏切に立ち入ること
▼例外的に歩道を通行できる場合でも徐行などをしないこと
▼ブレーキが利かない自転車に乗ること
▼携帯電話、ゲーム機、携帯音楽プレーヤーなどを使いながら運転すること
▼傘を差したりイヤホンを付けたりしながら運転するなど、
都道府県の公安委員会で定められた順守事項に違反することが対象となります。
違反の中でも最も高額なのは、スマホやゲーム機、音楽携帯機器を操作しながら走行する「ながら運転」です。この違反をして青切符を切られると、1万2,000円の反則金を納めなければなりません。
とかく自転車は歩行者と同じと思って自由に運転している人が多いのが現実です。しかし、よく考えて下さい「自転車」という文字の中に「車」という字があります。つまり軽車両と同じであるということをここで再認識して下さい。
◆ 青より怖い「赤切符」
自転車に赤切符もあるの!? と驚いてしまいますが、適用されます。「赤切符」正式名称「道路交通法違反事件迅速処理のための共用書式」が交付されます。「青切符」の交通反則通告制度の適用外となり、一発アウトです。まさかと思いますが、居酒屋に車で行くのはマズイが自転車ならいいだろう。なんて思っていませんか? 完全な酒酔い運転や酒気帯び運転などの飲酒運転とみなされてしまい、刑事罰の対象となります。
まだ2年あるからではなく、今日からでも自分の運転を見直して、安全な走行を心がけるようにしましょう。
(広報委員会)