会員の平均年齢上昇にブレーキか 60歳代入会者が増加傾向

 当SC会員の平均年齢はこれまでほぼ一貫して上昇してきましたが、令和3年度の平均年齢74.1歳は前年度(令和2年度)と全く同じ数字で、上昇にブレーキがかかった形となりました。背景には近年のSC入会者の半数が60代という年齢構成の影響もありそうです。
 会員の平均年齢は、平成27年度に72.2歳だったのが5年後の令和2年度には2歳近い74.1歳にまで上昇しました(表1)。
 一方、入会者に占める60代の割合はこの5年間平均で52%に達し、今年度(令和4年度)も4月から8月までの入会者計174人のうち94人が60代で、54%と高い水準です(表2、3)。
 平均年齢の推移は入会者だけでなく、各年度の退会者の動向や定年延長など社会的な要因も絡んで単純ではありません。ただ60代の入会者がこのまま続けば、平均年齢の低下につながる可能性が強まるだけに、会員の平均年齢は今後も目が離せません。