連載企画第7回 「プロジェクトX」な人たち 『素晴らしい無名の星』
– 日野駅前公衆トイレ清掃グループのみなさん –

左から佐々木さん、田村さん、神保さん

 JR日野駅に隣接するバスターミナルに、公衆トイレ「ひまわり」があるのをご存知ですか。交番の隣にあり、入り口前には花壇があります。今回、この「ひまわり」で清掃業務に従事する3人の方に話を伺いました。
 就業は月曜日から日曜日、一人勤務で、3人でローテーションを組む。一日の午前と午後の各1時間就業で、時間は各自が自由に決められる。グループ・リーダーの田村悦子さんは3年前にSCに入会し、すぐに「ひまわり」に就業したそうです。神保紀雄さんは入会歴11年、「ひまわり」の仕事歴は1年。佐々木武志さんは入会歴10年、「ひまわり」は10カ月目。

Q: 就業中に面白かったこと、つらかったことは何ですか?
A: 3年前に就業した時は汚かったので「やめようかな」と思ったが、日ごとひごとにきれいになるので続けられました。
A:面白かったことはないが、うれしかったことはある。

 「うれしかったこと」として3人に共通しているのが、利用者からの「いつもきれいにして頂いてありがとう」という感謝の言葉だったそうです。なかには、感謝のメッセージを書いたカードをくださる方もいたそうです。この言葉をかけられると「がんばろう」と思う、とおっしゃっていました。安全面では、清掃用の長いホースがねじれていると利用者にも危ないので、まっすぐにするように気をつけているとのことでした。

 誰もが気持ちよく使用できる公衆トイレの維持は、このように縁の下の力持ちがいらっしゃるからと実感しました。本日はありがとうございました。

(広報委員会)