退職退任のごあいさつ
日野市シルバー人材センター 高野賢司さん

因果応報―よい行いにはよい報い、悪い行いには悪い報いがある―重い言葉ですが、時々頭に浮かび、反省することしかりです。
令和2年4月から5年間、日野市シルバー人材センター事務局に勤務させていただき、また、理事会では常務理事を拝命しましたが、3月末をもって退職退任いたしました。誰一人知らない職場に出勤した当時の社会は、新型コロナ禍第一波が来襲して混沌としていた時です。感染者・濃厚接触者が出てセンターの機能がマヒしないように職員を2班に分けて交代勤務、当時事務局長の肩書がありながらセンターの仕事を全く知らない私は「何をすればいいの?」状態でした。
コロナ禍が落ち着いて委員会活動が再開し、いきいき祭りがセンター駐車場を会場にして企画が始まった頃から、「シルバーってこんなところなんだ」と実感できるようになりました。多くのシルバーが事務局主導で運営されている中、日野シルバーは会員が主体となって活動し事務局が後押しをする、会員組織という言葉にふさわしい運営が展開されていると感じています。
5年間、入会案内説明会、入会受付面談、公共の就業面接を担当させていただきました。センター全体を見渡すという役目からすべての委員会に可能な限り出席させていただきました。シルバーに入会したいという方との面談は5年間で190人になりました。たくさんの会員さんと出会いが持て、生来引っ込み思案な私にとっては大きな財産となりました。
結びになりますが、今年創立46年目を迎えた日野シルバーの一層のご発展と会員の皆様、事務局職員の皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
5年間大変お世話になりました。ありがとうございました。