令和5年度を振り返る

 日野市SCの令和5年度事業実績は、契約金額が近年で最高だった令和元年度の6億8,670万円を上回って6億9,886万円となりました。会員数も女性会員の500人超えが令和4年度に引き続き、過去最高の553人を数えました。会員事故は、23件(傷害16件、賠償7件)で残念ながら令和4年度の事故総数11件を上回ってしまいました。

■ 事業実績
 一般企業の売り上げに相当する契約金額は6億9,886万円で、過去最高実績だった平成23年度7億2,725万円には及ばないものの、コロナ禍前の令和元年度を上回り、令和4年度と比べても1,815万円の増となりました。
 公共事業では、ほぼすべての業務が通常通りの稼働となりましたが、新型コロナウイルス感染症関連の仕事が終了したことにより微減となりました。
 民間事業においては、企業からの新規案件が少なかったものの、稼働増などにより2.6ポイントの実績増となりました。一方で、派遣事業は好調を維持しているものの、年度途中での大口契約の解消もあり、昨年度までの勢いはひと段落となりました。家庭からの仕事に関しては、除草作業が実績を伸ばし3.8ポイント前年度を上回りました。独自事業では、いきいきカルチャー教室が通年で開講できたことで、多くの方に受講していただくことができました。リサイクル事業では、ジモティスポットを併設していることで来客数の増加と若い世代の利用が目立つようになり、売り上げの増加につながりました。

■ 会員数
 令和5年度末現在の総会員数は1,616人(男性1,063人 女性553人)です。
会員の平均年齢は74.3歳(男性75.1歳 女性72.6歳)、年齢分布は70歳~79歳が938人で
全体の58%を占めています。
 同年度の新入会員数は234人(男性123人 女性111人)で、過去5年間で最も多い令和4年度
の282人には及びませんでした。5年度の会員の入退会での顕著な特徴は、退会者数の減少でし
た。4年度と比べても24人の減で、退会者数の少なさが会員総数の増加に寄与しています。
 特に女性会員は令和4年度に初めて500人を超えて、5年度も着実に増加し、女性会員数は55
3人になっています。
 そして令和元年度以降5年間には会員数の変化だけでなく、その構成にも変化が表れています。
顕著に表れた%と数字のみを示します。(対策等は第8次中期計画に詳述)

  1. 74歳以下の男性会員の減少 -17%
    (632人から527人)
  2. 74歳以下の女性会員の増加 +14%
    (318人から362人)
  3. 80歳以上の男女会員の増加 +42%
    (209人から296人)

■ 会員事故
 令和5年度の事故発生件数は23件(傷害事故16件 賠償事故7件)で、4年度の11件(傷害9件
賠償2件)を上回ってしまいました。5年度の事故発生の顕著な例として、事故20件が上期9月まで
に発生しております。安全管理委員会からの「いま一度初心に帰り、安全と事故防止を!」の呼び
かけなどにより10月以降の下期は、3件と減少しました。
 令和6年は暑い日が多くなるそうです。熱中症には十分警戒して、日常の生活と就業に気をつけ
ましょう。