デジタルの疑問難問解決隊 第15回
もう騙されないぞ! デジタル詐欺の手口全て教えます!

今年もあと僅かとなりましたが、みなさまはこの一年、どんな年でしたか?師走が近づいてきた今、多発するのが詐欺です。今回はデジタルの詐欺の手口を徹底解説いたします。

スマホや携帯のショートメッセージに「お荷物を配達に伺いましたがご不在でしたので持ち帰りました。至急ご連絡を下さい」というメッセージを受け取ったことはございませんか? ヤマト運輸、佐川急便、ゆうパックではショートメールによる通知をおこなっていません。そもそも不在であれば、不在通知書がポストに入っています。しかし出先でそのメールを見るとそこに記載されているアドレスをうっかりクリックしてしまいます。絶対にクリックしないで下さい。それをクリックすると、あなたのスマホがウイルスに感染しましたと表示されます。しかしこれも嘘です。ウイルスを駆除するために、1万円がかかるというような金銭を要求してきます。そうした場合は慌てずに電源を落とし、再起動します。ほとんどの場合正常に戻ります。ただし、これはあくまでも身に覚えのない場合であって、自分で金融機関や各種サイトのアカウント等に新規登録や変更依頼を行った際に来る、SMSは本物です。

代表的なのがAmazon、YAHOO、Google、Appleです。「あなたのアカウントが不正にアクセスされました。安全のためにロックをかけましたので、直ちにパスワードを更新して下さい」安全のためにという言葉をうっかり信用して、記載のアドレスに誘導されパスワードを入れるとアウトです。この時に必ず、古いパスワードと新しいパスワードの両方を求められます。ここで詐欺集団が狙っているのは、古いパスワードです。しかしあなたは新パスワードを入力して更新したので安心してしまいますが、それは相手に本当のパスワードを教えたに過ぎません。メガバンクやゆうちょ銀行から来るパスワード変更のお知らせも全て偽物です。とくに金融機関からの詐欺メールは誘導先のサイトが本物そっくりに作られています。デザインやカラーまで本物と同じに作られています。ではどうしたらそれを見破れるのかと言いますとそれはアドレスです。例としてみずほ銀行のURLはhttps://www.mizuhobank.co.jp/です。ところがこれがhttps://www.mizuhobank.comのように末尾が微妙に違います。またメールアドレスの記載も偽物は、hotmailなどのフリーアドレスを使っています。慌てず慎重に見れば、罠にひっかかることはありません。

突然このようなメッセージと共に、けたたましいサイレンが鳴ったり、画面が赤くなったりします。画面には直ちにウイルスを駆除して下さいと警告が出て、閉じることができなくなります。唯一動くのが、駆除するためのツールへの誘導ボタンです。安心して下さい。あなたのパソコンはウイルスなんかに感染はしていません。慌てず再起動をしましょう。しかしスタートボタンも表示されなくなっていると思います。その時はキーボードのCtrl+Alt+Delキーを同時に押してタスクマネージャを起動させてWindowsを強制終了させることができます。もしマウスもキーボードも動かない場合は電源ボタンを数回押して下さい。またリセットボタンがあれば押して下さい。そしてその全てがダメな場合は最終手段としてコンセントを抜くしかありません。ノートパソコンの場合はバッテリーを本体から外して下さい。しかしこれはあくまでも最終手段です。場合によってはデータ等がクラッシュする恐れがあります。

さて無事に終了して再起動をしても、また同じような現象が起きてしまった場合は、これはブラウザの拡張機能の中に広告が巣くってしまったようなものです。これはウイルス感染を警告しているように見せてはいますが、実は広告なのです。

そこで、広告に関するデフォルトの権限を変更するという方法があります。

サイトの設定を変更して、煩わしい広告や誤解を招く広告が表示されないようにすることができます。

例としてGoogle Chrome の手順をご紹介します。

1)まず Chromeを開きます。

2)右上端の点が縦に3つ並んだマークを開きます。

3)[設定] をクリックします。

4)[プライバシーとセキュリティ] 次に [サイトの設定] をクリックします。

5)[その他のコンテンツの設定] 次に [広告] をクリックします。

6)デフォルト設定として使用するオプションを選択します。

男性諸氏はお気をつけ下さい。スマホやパソコンでHなサイトを見ていると、突然「カシャッ」と音がして、画面にいまあなたの顔を撮影しました。いま見ているサイトの名前とあなたの顔の写真を、あなたのスマホやPCのアドレス帳に記載されている人全員にメールを送ると警告されます。これを回避するには記載のアドレスにAmazonのプリペイドカード3万円分を購入してそのアクセス番号を送信しろと言われます。しかしこれはシャッター音の音データを鳴らしているだけで、本当にあなたの顔を撮影したわけではありません。遠隔操作のできるソフトを埋め込まれない限り不可能です。単なる音が鳴っただけです。しかし巧妙な手口で多くの人がひっかかりました。しかしそのサイトの内容のため、ほとんどの人が泣き寝入りをしています。もし心配の場合はレンズにシールを貼ってご覧ください。

これは詐欺と呼ぶには語弊がありますが、不要なものを買わせるのは押し売りのたぐいと同じですから、やはりプチ詐欺と言えます。それがなにかと言いますと、ダウンロードサイトに潜むトラップボタンです。必要なソフトを探している時に「ダウンロードはこちらから」と記載がありますが、それは本来探しているソフトではなく、その無料サイトに広告を出している企業の有料ソフトです。またPDFの閲覧には欠かせないAdobe社のAcrobat Readerには、デフォルトでMcAfeeのソフトが勝手にインストールされるようになっていました。(最近になって急に改善されました)この他にもドライバー更新ソフト、圧縮ソフトや音楽や動画再生ソフトなど、本来お持ちのPCに備わっている機能があるにも関わらず、有料ソフトを購入させ、年単位で課金するはプチ詐欺といえるのではないでしょうか?

警察の発表によりますと日野市は日本一、詐欺被害の多い市となっています。そして詐欺電話は主に固定電話にかかってきます。それはなぜかと言いますと、古くから戸建てを構えていらっしゃる方は電電公社の時代から電話帳に名前と電話番号を記載しています。そしてそのデータが名簿屋という所に流通しています。いまは電話帳に掲載していないと思っても、昭和の頃は掲載していたのではないですか?  そしてスマホやPCのメールアドレスは、通販サイト等から流出する場合があります。そして最も悩ましいのがコンピュータによって無作為に生成される電話番号やメアドに自動発信させるシステムです。これは防ぎようがありません。つまりあなたの電話番号やメアドが流出したのではなく、コンピュータが何億というパターンで作り出しているわけです。

一般の方が標的となってウイルス攻撃を受けることはまずありません。またWindows10&11をお使いの方は標準で大変優秀なWindows Defenderという無料のセキュリティソフトが付属されています。これを有効にしていれば、専用のソフトを購入する必要はありません。詐欺やプチ詐欺に遭わないためにも、慌てず慎重に見極めて、ご家族や親しい方に一度相談するという、冷静さを持って下さい。そしてどうぞ穏やかで、良い新年をお迎え下さい。 (広報委員会)