編集後記
■「あざーっす、おにいさん」
「聖☆おにいさん」というコミックをご存じでしょうか?
ブッダとキリストが、休暇で現代の立川市に降臨し、風呂なしアパートで共同生活を楽しんでいるというお話です。 ふたりは神仏役ながら確実に現代の若者です。
衝撃的だったのは、たまたま出会ったお年寄りが涙を流してふたりを拝んできて困った、というエピソードです。 最初は意味不明で、何度か読み返してやっと理解しました。若者にとって、高齢者は異常に信心深く、常に神仏を認識できる存在らしいのです。お年寄りはブッダたちが自分のお迎えに来たと勘違いして涙した、というオチでした。 なるほど、若者にはそう見えているのか!
若い世代を「宇宙人」と表現することがありましたが、シルバー世代もまた若い世代にしてみたら「異星人」らしいです。
たまには若者向けの本や映画いかがでしょう?その感性、なかなか新鮮です。
そもそもお迎えに来るとしたら阿弥陀さんじゃないかい?などと思ってしまった私は、当然高齢者に分類されますね…
(K.T)