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第13回(最終回) 「Windows10サポート終了」
本年10月14日はWindows10のサポート終了日です。 そして同日には Office 2016およびOffice 2019もサポート期限を迎え、この日以降、セキュリティ更新プログラム、バグの修正、テクニカルサポートの提供が停止されます。 本コラムの最終回はこの秋に訪れる大きなサポート終了問題を詳しく解説いたします。

2021年10月10日、早朝のJR大宮駅。 列車の発車案内板と自動改札が一時的に動かなくなりました。 システムの再起動を行ったところ、なんとWindws2000のロゴが出現してしまい、世間を騒がせたことがありました。

こうした古いOSを使っているところは、実は意外と多いのです。 一つにシステムが安定していること。そして外部のネットワークからは遮断されているためという条件をクリアーすれば、Windows10も古いOfficeもマシンが壊れるまで使うことができます。 しかし具体的に言うなら、インターネットには繋がないということです。ネットの閲覧やメールの送受信を行わないということは、現実的ではありません。ではどうしたらよいのでしょうか?
選択肢1 Windows 10拡張セキュリティプログラム
これは1年ごとの有料延長サポートプログラムを契約する方法です。 しかし法人は$61、個人は$30という価格です。 これは企業などのシステム上、Windows11への移行が困難な場合で、個人向けとは言えません。
選択肢2 OSをWindows11に変える
これが一番ベストな方法だと思います。 コンピュータは日々進化しています。 常に新しいOSを触っていることによって、IT弱者とならずに済みます。 では自分のマシンがWindows11にすることが可能なのかを調べる方法をお伝えします。
ここ数年に購入された方には既に画面にWindows11への案内が出ています。 しかしそのお知らせが出ていない方は「PC 正常性チェック」というプログラムをダウンロードしてご自分のマシンがWindows11に対応しているかを調べることができます。
様々なチェック項目の中で、一つでも×があると、Windows11にすることができません。 しかしメモリーの不足の場合は増設することによって可能になりますので、諦める必要はありません。しかしCPUが未対応の場合は残念ながらマシンを買い換える必要があります。

Windows11にすることができない残念なマシンでも廃棄する必要はありません。Googleが提供している「ChromeOS Flex」というOSを入れて、Chromebookに変身させるという手があります。スペック要件が大変低く、相当前のPCでもインストールが可能です。ただし、WindowsではないためOfficeソフトのようなWindows専用ソフトを動かすことはできませんので、注意が必要です。しかしメールやネット閲覧には問題なく利用できます。
https://chromeos.google/intl/ja_jp/products/chromeos-flex
Windows10が終了するということは、次期OSのWindows12の発表があるという可能性が高くなってきました。今のうちにWindows11に慣れておかないと、アッという間にWindows12の世界となってしまいます。
(広報委員会)