高齢者に仕事と生きがいを提供する
それがシルバー人材センターの使命

有賀信夫会長が寄稿

当センターの有賀信夫会長は、センターに入会して今年で15年目になります。
その間、理事を6期12年務め、この4年間は会長としてセンターの牽引役を担い続けておられます。
有賀会長に会員としての長い歩みを振り返り、今のセンターに寄せる思いを寄稿していただきました。

私の入会は平成18年4月、66歳でした。
入会面談時に言った余分な一言が原因で面談が1時間を越えました。
面談役員の故安藤副会長の仕事を見つけるのが大変との発言に対し、「仕事は見つけるのではなく、創るものだと思います」と言ってしまったのです。
私の出身の製造業では、仕事(事業)は創るものだった訳です。

会長に面会し、独自の事業に注力すべきと力説しました。
また、会長が2007年問題で団塊世代が大量に退職し、会員が増えるとおっしゃいました。
変だなと感じました。
企業が自ら困るようなことをやるでしょうか。
「失礼ですが、それは起こらないと思います」と、返答しました。

平成19年1月、テニスコートの受付に就業し、事業部会に応募しました。
そのようにして、私の委員会活動が始まりました。
しかし、当時の事業部会の活動に新規事業の開拓というテーマはありませんでした。
平成20年度、私は第4次中期計画素案の作成を要求されました。
私の就業経験は僅か1年少々であり、不安がありましたが、引き受けました。

第4次中期計画の2大テーマは「独自の事業に軸足を移す」と「女性会員の増強」でした。
以来、それらはSC事業に対する私の信条になっており、今年度、家庭向け総合サービスとして結実しました。
今年度策定した第7次中期計画では、公共・企業・家庭向け事業の3本柱で事業を展開します。

国内経済がデフレスパイラルから抜け出せず、景気が低迷した時代、全国SC事業も低迷し、会員数・契約金額共に減少を続けました。
SC停滞の10年と呼ばれます。日野市SCも同様であり、会員数は平成22年度の1733人から平成26年度の1521人に落ち込みました。
たまりかねて、平成26年度、経営企画会議の立ち上げを提案しました。
理事会を「企画し行動する理事会」に変えたかったのです。

平成27年度の事業計画では、基本方針のトップに「会員の減少に歯止めをかける」を掲げ、懸命でした。
その当時に提案された戦術のひとつが「女性限定入会案内説明会」であり、効果は抜群でした。
お陰で、平成27年度に会員減少に歯止めがかかり、令和元年度までの5年間で96名の会員を増強できました。

SCの使命は、高齢者に適する就業機会を提供し、生きがいを作っていただくことにあります。
令和2年度は、コロナ禍の襲来により、88名もの会員を減らしました。
契約金額も前年度比10 ・8%減りましたが、決算の赤字を最小限に留めました。
来期の新役員に、事業の回復および会員の増強を託します。
日野市シルバー、フォーエヴァー!!。